会長あいさつ

会長  わが国においては少子高齢化が急速に進み、健康・医療・福祉分野の社会保障の持続性に大きな課題を抱えており、また医療機関間、医療介護機関間の連携の高度化、効率化は喫緊の課題とされています。そのためにはITの活用は避けられません。単独の医療機関や介護機関の内部だけの情報活用ではどのような形式でもその時点では問題ありませんが、多施設の情報連携や情報システムの更新を円滑に進めるためには標準化が極めて重要です。
 医療情報標準化推進協議会(HELICS協議会)は、2001年設立以来、わが国の医療情報の中で採用すべき標準規格を推奨する事業を推進しており、既に12の規格を標準化指針として公表しております。また、厚生労働省でも、当協議会の標準化指針の多くを標準化推進のために採用すべきものとして通知の発出が行われてきました。
 今後、当協議会では標準化指針を充実させる事業をさらに加速させていくと共に、その普及のための事業にも一層力をいれていく所存です。
 これからも皆様のHELICS協議会へのご理解・ご協力をお願いし、また標準化活動にご関心のある団体・個人の皆様はぜひ当協議会にご入会下さり、一緒に活動をしていくことができればと願っております。

 2014年3月
 医療情報標準化推進協議会
 会長  山本 隆一

 2019年5月
 一般社団法人医療情報標準化推進協議会
 代表理事(会長) 山本 隆一